武雄村(読み)たけおむら

日本歴史地名大系 「武雄村」の解説

武雄村
たけおむら

[現在地名]武雄市武雄町武雄

現武雄市のほぼ中央に位置し、標高二一一メートルの御船みふね山を取り巻く形の村域。氏神社であった武雄神社の社域と村の地域は室町時代頃まではおよそ一致していた。

天暦五年(九五一)の四至実検状(武雄神社文書)に「肥前国杵嶋西郷武雄宮」とみえる。慶長絵図には「武雄城」とみえるが、その範囲は不明。正保絵図に村名がみえる。

室町時代の末期、武雄神社の神官塚崎つかざき領主後藤氏の家臣となり、社域は塚崎庄に編入されて、神社には知行が与えられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android