武雄温泉(読み)たけおおんせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

武雄温泉
たけおおんせん

佐賀県南西部,武雄市蓬莱山麓にある温泉。古くから知られ,『肥前国風土記』に「柄崎の湯」と記されている。泉質はアルカリ性炭酸泉。泉温は 46~51℃。疲労回復,胃腸病などに効能があるとされる。観光地的色彩の強い温泉で,旅館数も多く,共同浴場を中心に温泉街が形成されている。温泉の入口には朱塗りの楼門があり,日本の温泉地としては特異な景観を呈し,新館とともに国の重要文化財に指定されている。近くに桜山公園御船山御船ヶ丘梅林がある。西海国立公園への観光の中継地でもある。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔佐賀県〕武雄温泉(たけおおんせん)


佐賀県武雄市にある行楽向きの温泉。蓬莱(ほうらい)山(標高229.9m)南東麓(なんとうろく)にわく。九州有数の歓楽街を誇り、入り口に朱塗りの楼門が建つ。南2kmの神功(じんぐう)皇后伝説のある御船(みふね)山は梅林とツツジの名所として知られる。ナトリウム‐炭酸水素塩泉。泉温65.6℃。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

武雄温泉
たけおおんせん

佐賀県南西部の武雄市にある温泉。蓬莱山(ほうらいざん)南東麓に位置し、泉質は単純温泉である。古くは柄崎(つかざき)温泉の名で知られる。内臓、神経系諸疾患などによいとされ、また肌を美しくする美人湯で親しまれる。温泉場入口の朱塗りの楼門(国指定重要文化財)は当温泉のシンボル。また、資料館となっている武雄温泉新館も国指定重要文化財。『肥前国風土記(ひぜんのくにふどき)』の杵島(きしま)郡の条に記される温泉は当温泉とされ、また、近世に長崎街道を東上したケンペルやシーボルトも紀行文に記している。桜やツツジ、有田(ありた)陶器市(いち)などの4、5月の季節に温泉客が多い。溝ノ上地区の保養村は、新しい泉源活用である。JR佐世保(させぼ)線武雄温泉駅下車、徒歩10分。[川崎 茂]

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