日本歴史地名大系 「武雄温泉」の解説
武雄温泉
たけおおんせん
武雄市の中央部標高九〇メートルの
「肥前風土記」の杵島郡に「郡西有湯泉出之」とあり、これが現在の武雄温泉である。この温泉の発見には白鷺にちなむ二つの伝説がある。
一つは、神功皇后が応神天皇出産後武雄にきた際、桜山で白鷺が岩間から流れ出る水に怪我をした脚を浸していた。その場に行ってみると、湯であった。皇后が刀の小柄で岩の割れ目をこじあけたところ、どっと湯が流れ出した。そこで
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報