歩み板(読み)アユミイタ

デジタル大辞泉 「歩み板」の意味・読み・例文・類語

あゆみ‐いた【歩み板】

人が渡るため、物と物との間に架け渡した板。建築土木工事足場の板、船と岸との間に渡した板など。
芝居小屋で、見物席土間を仕切った枡形ますがたの木を、幅広くして歩けるようにした所。あゆみ。

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精選版 日本国語大辞典 「歩み板」の意味・読み・例文・類語

あゆみ‐いた【歩板】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 通行のため、物の上に掛け渡した板。あゆみのいた。あよみいた。あゆみ。あゆび
    1. [初出の実例]「造備雑物〈略〉歩板(あゆみいた)十枚」(出典延喜式(927)五)
  3. 船具の名。船から船へ、また、船から陸へ渡して、人を通す板。渡り板。あゆみのいた。あゆみ。あゆび。あよび。〔和漢船用集(1766)〕
  4. あゆみ(歩)
  5. あぶみいた(足踏板)

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