歴史法則主義(読み)れきしほうそくしゅぎ(その他表記)Historicism; Historizismus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「歴史法則主義」の意味・わかりやすい解説

歴史法則主義
れきしほうそくしゅぎ
Historicism; Historizismus

個人を歴史的に無意味な道具とみなしつつ,偉大な理念民族階級,指導者に注目して,歴史のうちになんらかの普遍的な発展法則を発見しようとする歴史哲学的世界観。したがって,歴史主義 Historismとは区別される。歴史法則主義はマルクス主義に代表される大規模な「計画」と「統制政策」の根拠になっているが,K.R.ポッパー著作『歴史主義の貧困』のなかで,これが多くの点で誤った科学理解に立脚したものであることを批判した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む