死体保存(読み)したいほぞん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「死体保存」の意味・わかりやすい解説

死体保存
したいほぞん

死者との接触を永久的なものとするために,死体ミイラにする方法。各地でみられるが,特に古代エジプトでは,死体に香油を塗ることにより不死が達成されると信じられ,王をミイラにして保存することが広く行われた。オーストラリアのいくつかの民族では,死者のミイラをたずさえて移動し,夕方には野営地の火のそばにミイラを置き全員で歓談する。また,ニューギニア,アメリカのいくつかの民族では,死体を火で乾燥させ,ミイラをつくる。完成後,座椅子やはしごにすわらせ,村落を見渡せる丘や山の洞穴などに安置する。

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