殿上法師(読み)てんじょうほうし

精選版 日本国語大辞典 「殿上法師」の意味・読み・例文・類語

てんじょう‐ほうしテンジャウホフシ【殿上法師】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 法皇近侍して出家し、院の殿上を許されている者。また、院の殿上を許された法師
    1. [初出の実例]「寛蓮は品も不賤して、宇多院の殿上法師にて有ければ」(出典:今昔物語集(1120頃か)二四)
  3. 坊官異称。〔随筆・錦所談(1834)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android