殿村津幡江村(読み)とのむらつばたえむら

日本歴史地名大系 「殿村津幡江村」の解説

殿村津幡江村
とのむらつばたえむら

[現在地名]新湊市殿村とのむら

東神楽ひがしかぐら川と大坪おおつぼ川の中間、野村津幡江のむらつばたえ村の南に位置。村名は十村役の宅助の来住に由来するといわれる(新湊市史)。宅助のしも(現下村)からの引越しは承応三年(一六五四)で、米五〇石と田地一町の扶持拝領した。当村での持高は二六〇石で改作方に尽力した。史料には単に津幡江村ともみえる。正保郷帳では高九九七石、田方六四町三反余・畑方二町一反、新田高三九石余。万治二年(一六五九)検地引高一〇八石(「高免等書上帳」折橋家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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