20世紀日本人名事典 「殿村藍田」の解説
殿村 藍田
トノムラ ランデン
- 生年
- 大正2(1913)年8月2日
- 没年
- 平成12(2000)年7月23日
- 出生地
- 東京
- 本名
- 殿村 喜代松
- 学歴〔年〕
- 東京工業専修校〔昭和8年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日展内閣総理大臣賞〔昭和42年〕,日本芸術院賞〔昭和52年〕,神奈川県文化功労者〔昭和55年〕,日本文化振興会国際アカデミー賞〔昭和59年〕
- 経歴
- 芝の建築職人の長男。書家を目指したため勘当され、23歳で書塾を開く。豊道春海、その息子の印南渓龍に師事。宋以降の書、特に何紹基を学ぶ。詩書画一体の現代の文人を志向し、絵も描く。鎌倉市で青藍社を主宰。行草書、かなのうまさでは定評がある。昭和63年北京、平成4年上海、5年西安、9年上海博物館で個展を開く。著書に「藍田書例」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報