コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

豊道春海 ぶんどう しゅんかい

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

豊道春海 ぶんどう-しゅんかい

1878-1970 明治-昭和時代の書家,僧。
明治11年9月1日生まれ。23年東京の天台宗華徳院住職。24年より書を西川春洞にまなぶ。日本書道作振会,泰東書道院創立の中心となる。昭和22年芸術院会員。日展書部門の開設,日本書道連盟の結成などにつくした。42年文化功労者。昭和45年9月26日死去。92歳。栃木県出身。旧姓は川上。幼名は寅吉。法名は慶中。別号に海翁,竜渓。

出典|講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて | 情報 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

ぶんどうしゅんかい【豊道春海】

1878‐1970(明治11‐昭和45)
書家。栃木県の人。僧籍に入り,浅草華徳院の住職を経て天台宗大僧正にいたる。本名は慶中。別号は海翁。14歳のとき西川春洞に師事,六朝風の気迫にみちた雄渾な書風で各体に長じ,とりわけ骨格の正しい楷書は世に賞された。また大字の揮毫を得意とした。戦前,戦後を通じ,書道界の重鎮として活躍,日展に五科(書)を創設。芸術院会員,文化功労者に選ばれた。【角井 博】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

ぶんどうしゅんかい【豊道春海】

1878~1970) 書家。栃木県生まれ。天台宗大僧正。六朝風の気迫ある楷書をよくした。泰東書道院創立。日本書道連盟結成。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

豊道春海
ぶんどうしゅんかい
(1878―1970)

大正・昭和の書家。栃木県那須(なす)郡佐久山町(現大田原市)に川上茂平の三男として生まれる。名は慶中。幼名は寅吉(とらきち)。6歳で仏門に入り、13歳で出家得度、ついで東京・牛込行元寺(ぎょうがんじ)の妙澄尼に請われて豊道家を継ぐ。14歳で西川春洞(しゅんどう)に師事、書を学ぶ。1914年(大正3)瑞雲(ずいうん)書道会を創立。47年(昭和22)に日本芸術院会員となり、翌年、書道が日展第5科に新設されるとともに、理事に就任、また第二次世界大戦後の書道教育の復興にも努めた。書は漢字をよくし、気骨ある雄大な書風を樹立。東京国立博物館ならびに栃木県立博物館に遺墨が収蔵されている。天台宗大僧正(だいそうじょう)。67年文化功労者。[古谷 稔]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

豊道春海の関連キーワード手島 右卿殿村 藍田山崎 節堂大池 晴嵐殿村藍田武市秀峰昭和時代大池晴嵐

今日のキーワード

大義

1 人として守るべき道義。国家・君主への忠義、親への孝行など。「大義に殉じる」2 重要な意義。大切な事柄。「自由平等の大義を説く」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android