殿油(読み)トノアブラ

精選版 日本国語大辞典 「殿油」の意味・読み・例文・類語

となぶら【殿油】

  1. 〘 名詞 〙 「とのあぶら(殿油)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「暮れはてぬれば、御となふらちかく参らせ給て、さるべきかぎりの人々、御前にて、物語など、せさせ給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)葵)

との‐あぶら【殿油】

  1. 〘 名詞 〙 宮中貴族御殿でともす油火灯火大殿油
    1. [初出の実例]「深更にとのあぶらほそくあるかなきかに向かひ」(出典:ささめごと(1463‐64頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む