毒空木科(読み)どくうつぎか

精選版 日本国語大辞典 「毒空木科」の意味・読み・例文・類語

どくうつぎ‐か‥クヮ【毒空木科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。ユーラシアニュージーランドおよび中南米に一属一〇種が生育する。多くは低木で、葉は対生し、托葉を欠く。花は両性または単性で、両性のものは雌しべ先熟であり、総状花序をなす。萼片は五個で、かわら状に並び、花弁は五個、雄しべは一〇個で、大きな葯がある。花弁の内側には龍骨状突起があって、受精後に肉質化して心皮を包み、擬石果となる。子房は上位で、五~一〇個の心皮からなり、各心皮に一個の胚珠ができる。日本の各地に自生するドクウツギ果実は美しい橙赤色となるが、有毒。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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