新撰 芸能人物事典 明治~平成 「比嘉正義」の解説
比嘉 正義
ヒガ セイギ
- 職業
- 俳優
- 生年月日
- 明治26年
- 出身地
- 沖縄県 那覇市垣花
- 経歴
- 22、3歳ごろ「上の芝居」(球陽座)に入る。昭和8年に真境名由康らと「珊瑚座」の結成に加わる。時代劇「悟道院変化」の黒金座主や「伊佐しっぱぁ」などに出演して人気を博した。小柄で身のこなしの早い俳優であり、「武士松茂良」は島袋光裕とのコンビで立ち回りをしたり「黒金座主」で怪僧、黒金座主を演じた。剣劇を好み、「沖縄の剣劇王」と称した。さっぱりした人柄で親しまれ、比嘉正義という名前よりも「ヒジャーミーチラー」の愛称が有名だった。戦後は松劇団に加わり、戦後の「さんご座」では島袋光裕、親泊興照らと共に活躍した。
- 没年月日
- 昭和51年 (1976年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報