比岐島(読み)ひぎしま

日本歴史地名大系 「比岐島」の解説

比岐島
ひぎしま

今治市桜井さくらいの沖合六キロにある。比岐島(面積二四ヘクタール、最高点五七・五メートル)小比岐こひぎ(同七ヘクタール、六〇メートル)そのほか岩礁からなる半農半漁の島。「比岐島覚書」によると慶長年間(一五九六―一六一五)日吉ひよし村の百姓利右衛門が斬首される代りに、草山だけの島に松一万本を植樹することで許された。その後、藩では松の茂った島の守役を募集、上徳かみとくの庄屋曾我部三郎衛門の三男左衛門が入島した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「比岐島」の解説

比岐島

愛媛県今治市、蒼社川河口部から東へ約7キロメートルの燧灘(ひうちなだ)に浮かぶ島。「ひきじま」と読む。面積約0.3平方キロメートル。来島(くるしま)群島に属し、東側には無人島の小比岐島がある。小規模なミカン栽培が行われる過疎の島。

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