比恵村(読み)ひえむら

日本歴史地名大系 「比恵村」の解説

比恵村
ひえむら

[現在地名]博多区博多駅中央街はかたえきちゆうおうがい博多駅前はかたえきまえ一―四丁目・博多駅東はかたえきひがし一―三丁目・比恵町ひえまち博多駅南はかたえきみなみ一―三丁目・山王さんのう一―二丁目・東光とうこう一―二丁目・東比恵ひがしひえ一―四丁目・半道橋はんみちばし一―二丁目・上牟田かみむた一―三丁目

那珂なか郡に所属。御笠みかさ川下流域、犬飼いぬかい村の南に位置する。村名は産神の山王(日枝社)に由来する(続風土記拾遺)日田街道が通っていた。天文六年(一五三七)一〇月一七日の某置文案(田村文書/筥崎宮史料)に「比恵村居屋敷」とみえ、当村の居屋敷などの永代相伝を筥崎大宮司が一族の某氏に認めたものと思われるが、発給者も宛所も記載されていないので疑問が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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