氏永村(読み)うじながむら

日本歴史地名大系 「氏永村」の解説

氏永村
うじながむら

[現在地名]一宮市大和やまと氏永うじなが

妙興寺みようこうじ村の南、於保おぼ村の東にあり、東は大江おおえ用水を境とする。氏長村とも記す。正安(一二九九―一三〇二)頃と推測される某注進状(猿投神社文書)に「注進 熱田太神宮御領 令氏永御油畠国衙勘落、引率在庁官人并目代代官下部等八十余人」とあり、氏永の地名がみえる。嘉慶二年(一三八八)八月一三日の妙興寺領坪付注文(妙興寺文書)に「一所 伍反 氏永屋敷」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android