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民俗社会 みんぞくしゃかいfolk society

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

民俗社会
みんぞくしゃかい
folk society

アメリカの人類学者 R.レッドフィールドの用語。規模が小さく,孤立的,同質的で,強い集団結合があり,また文字がなく,慣習化した生活様式をもっており,伝統的,自然的,無批判的であって,かつ個々人の行動が卓越し,血縁関係が経験の範疇を決定し,聖的,宗教的なものが支配的な,地域経済を中心とした社会をいう。これらの特質は純粋ないわゆる「未開社会」とは異なり,民族や国家などの全体社会の一部としての部分社会として位置づけられ,全体社会の影響を受けると同時に都市の影響をもこうむるという。近年の社会学社会人類学で用いられている都鄙連続体論の概念と合せて,社会の性質を知るために重要な概念の一つとされた。

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