民族改造論(読み)みんぞくかいぞうろん

改訂新版 世界大百科事典 「民族改造論」の意味・わかりやすい解説

民族改造論 (みんぞくかいぞうろん)

李光洙が三・一独立運動挫折後の1922年5月,朝鮮語総合雑誌開闢(かいびやく)》に発表した論説。彼は,民族独立の前提としての人格修養を力説する安昌浩の考えに従って,朝鮮人の精神的な改造を説いた。しかし朝鮮民族の〈劣等性〉を強調した論説であるとして,他の論者から批判を受けた。《民族改造論》は改良的民族運動家としての李の考えを示したものだが,その後李が親日派に転ずるにいたって,〈劣等〉な朝鮮人を日本人化せよとする考えの代名詞ともなった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 水野

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む