気ざし(読み)キザシ

デジタル大辞泉 「気ざし」の意味・読み・例文・類語

き‐ざし【気ざし】

気持ち。気ごころ。
「その愁然として眼付のうちになさけを含め…吾仏とあおぎ敬う―を現わしていた」〈二葉亭訳・あひゞき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気ざし」の意味・読み・例文・類語

き‐ざし【気ざし】

  1. 〘 名詞 〙 気持。気ごころ。所存。こころざし。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「一休和尚は金(こがね)を山に捨、玉を淵になぐべくもあらん御きざしなれば」(出典咄本一休咄(1668)二)
    2. 「やさしい誠心(まごころ)を込め、吾仏とあふぎ敬ふ気ざしを現はしてゐた」(出典:あひゞき(1888)〈二葉亭四迷訳〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android