気ざし(読み)キザシ

デジタル大辞泉 「気ざし」の意味・読み・例文・類語

き‐ざし【気ざし】

気持ち。気ごころ。
「その愁然として眼付のうちになさけを含め…吾仏とあおぎ敬う―を現わしていた」〈二葉亭訳・あひゞき

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精選版 日本国語大辞典 「気ざし」の意味・読み・例文・類語

き‐ざし【気ざし】

  1. 〘 名詞 〙 気持。気ごころ。所存。こころざし。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「一休和尚は金(こがね)を山に捨、玉を淵になぐべくもあらん御きざしなれば」(出典咄本一休咄(1668)二)
    2. 「やさしい誠心(まごころ)を込め、吾仏とあふぎ敬ふ気ざしを現はしてゐた」(出典:あひゞき(1888)〈二葉亭四迷訳〉)

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