改訂新版 世界大百科事典 「一休咄」の意味・わかりやすい解説 一休咄 (いっきゅうばなし) 仮名草子。1668年(寛文8)刊。4巻。編著者未詳。一休和尚の逸話集で,序文に《狂雲集》を俗解したと断っているが,あまり関係はない。一休の幼少のころのとんちばなしに始まって,蜷川(になかわ)新右衛門との交遊,関の地蔵に小便をかける話,タコを食う話など46話がある。笑話本として歓迎され,また《一休関東咄》《二休(じきゆう)咄》のごとき模倣書も作られた。一休の伝説化に果たした役割は大きい。執筆者:野田 寿雄 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「一休咄」の解説 一休ばなしいっきゅうばなし 歌舞伎・浄瑠璃の外題。作者並木正三(1代) ほか補作者並木五兵衛 ほか初演明和8.9(大坂・小川吉太郎座(一休禅師三百三十三年忌追善興行)) 一休噺(別題)いっきゅうばなし 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題一休ばなし初演明和8.9(大坂・小川吉太郎座(一休禅師三百三十三年忌追善興行)) 出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報 Sponserd by