気を持つ(読み)きをもつ

精選版 日本国語大辞典 「気を持つ」の意味・読み・例文・類語

き【気】 を 持(も)

  1. ある気持をいだく。乗り気になる。
    1. [初出の実例]「気を持(モチ)たるおのこののぞくべき所にしもあらず」(出典仮名草子・都風俗鑑(1681)四)
  2. 気を使う。
    1. [初出の実例]「おれがやうに気(キ)を持(モッ)ても是でも姑はやかましいといはれ勝だ」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)二)
  3. 活気づく。また、人気が出る。市場商品などが高値になる。
    1. [初出の実例]「久しい已前(あと)北海道では大変気を持った顔で」(出典:落語思案の外幇間の当込み(1889)〈三代目三遊亭円遊〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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