気後れ(読み)キオクレ

デジタル大辞泉 「気後れ」の意味・読み・例文・類語

き‐おくれ【気後れ】

[名](スル)相手勢いやその場の雰囲気などに押されて、心がひるむこと。気おじ。「人前だと気後れして話ができない」
[類語]畏縮人おじ物おじ怖気おじけ怖気おぞけ

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精選版 日本国語大辞典 「気後れ」の意味・読み・例文・類語

き‐おくれ【気遅・気後】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「きおくる(気遅)」の連用形名詞化 ) 何かしようとする時に、気がかりな事があったり、おじ気づいて心がひるむこと。気おじ。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「小わっぱ風情に留(と)められしは、母が勘当気にかかり気をくれしたる故ぞかし」(出典浄瑠璃・曾我扇八景(1711頃)十番斬)

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