気色を取る(読み)けしきをとる

精選版 日本国語大辞典 「気色を取る」の意味・読み・例文・類語

けしき【気色】 を 取(と)る

  1. ① =けしきどる(気色取)②
    1. [初出の実例]「前大理申二摂政一云、朝覲行幸、立二日隠一之例不レ覚。於二競馬行幸一立レ之如何。為二人難一レ堪、若可レ立歟。返答云、立レ之有二何事一哉。但可レ被レ取二御景色一」(出典:玉葉‐仁安三年(1168)八月四日)
  2. ② =けしきどる(気色取)③
    1. [初出の実例]「この女、けしきをとりて、名のみたつしでのたをさは今朝ぞなく庵あまたとうとまれぬれば」(出典:伊勢物語(10C前)四三)
  3. ③ 様子をつくろう。
    1. [初出の実例]「畢上卿定文披見、参議取二紙筆一、取二気色一之後可レ書也」(出典:後二条師通記‐寛治二年(1088)二月八日)
  4. ④ 気分を奪われる。
    1. [初出の実例]「或は吉野を花となしけんいひ、或は是は是はとばかりと聞えしに魂を奪はれ、又は其角が桜さだめよといひしに気色をとられて、吉野にほ句もなかりき」(出典:俳諧・去来抄(1702‐04)先師評)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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