水の戯れ(読み)ミズノタワムレ

デジタル大辞泉 「水の戯れ」の意味・読み・例文・類語

みずのたわむれ〔みづのたはむれ〕【水の戯れ】

原題、〈フランスJeux d'eauxラベルのピアノ曲。ホ長調。1901年作曲。師であるフォーレ献呈噴水の水の動きを表現したとされる。印象主義を確立した初期代表作

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デジタル大辞泉プラス 「水の戯れ」の解説

水の戯れ

フランスの作曲家モーリス・ラヴェルのピアノ曲(1901)。原題《Jeux d'eaux》。ラヴェルの師フォーレに献呈。印象主義音楽の代表作の一つとして知られる。

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世界大百科事典(旧版)内の水の戯れの言及

【ラベル】より

…音楽を好んだ父親の配慮で幼時から音楽教育を受け,1887年パリ音楽院に入学,97年にはフォーレの作曲法の級に進む。それ以前にたとえばピアノ曲《むかし風のメヌエット》(1895)を作曲したし,99年に《逝ける王女のためのパバーヌ》,1901年《水の戯れ》,02‐03年は弦楽四重奏曲,管弦楽伴奏の歌曲集《シェエラザード》を書くといったぐあいで,20代後半には早くも個性的な語法・様式を確立していた。それは根底で古典主義的な完成を理念として目ざし,したがってフランス芸術の伝統に背を向けるものでなかったが,当時とすれば際だって斬新な和声を響かせたために,ラベルは危険な前衛と目され,05年ローマ賞コンクールへの参加を拒まれるにいたる。…

※「水の戯れ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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