デジタル大辞泉
「水の手」の意味・読み・例文・類語
みず‐の‐て〔みづ‐〕【水の手】
1 城中などに飲用水を引き込む水路。また、その水を供給する場所。
2 消火用の水。また、そのための水路。
3 川・堀など、水の多い地域・地方。
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みず【水】 の 手(て)
- ① 城やとりでなどの中に飲料として引く水。また、その水路となる川や堀。
- [初出の実例]「彼表て肝要に践へたる、水の手にをしよせ、則水をぞとめたりける」(出典:幸若・本能寺(室町末‐近世初))
- ② 消火に用いる水。
- ③ ①より転じて、逃げ道。助かる手段。
- [初出の実例]「印東をこっちの味方につけて山木の水の手を切って置き、山木の借用証書を買ひ集めて強制執行をかけ」(出典:魔都(1937‐38)〈久生十蘭〉二三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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