水力採掘法(読み)すいりょくさいくつほう(その他表記)hydraulic mining

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水力採掘法」の意味・わかりやすい解説

水力採掘法
すいりょくさいくつほう
hydraulic mining

ノズルから高圧水を噴射して掘削を行う採掘方法。モニターあるいはジャイアントと名づけられるノズルから圧力水を噴射し,砂鉱床から砂金砂錫砂鉄などを露天掘りする方法は古くから行われていたが,水圧をさらに上げて石炭坑内採掘にもこの方法を応用し,能率向上に役立たせようとする動きが第2次世界大戦後起った。最初にこれに着目したのはソ連で,現在多くの国で実用化されており,日本でも一部の炭鉱で実操業に用いられている。普通の場合の数倍の能率があがるが,水力採炭法は特定の炭層条件の場合にしか応用できない。

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