日本大百科全書(ニッポニカ) 「水変り」の意味・わかりやすい解説 水変りみずがわり 止水式養魚池で水色が急に変わる現象をいう。ウナギやコイなどの止水式養魚池では、普通、アオコとよばれる植物プランクトンなどが繁殖し、水色が緑色ないし濃緑色を呈しているが、これらの植物プランクトンが動物プランクトンに捕食されて急減し、水色が透明になることや、日射量不足や栄養塩類の欠乏のためにアオコが急激に枯死し、水色が褐色となって2、3日で透明になることがある。このような現象時には飼育魚が餌(えさ)をとらなくなったり、大量に死んだりする被害がおこる。[小橋二夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例