水島卜也(読み)みずしま ぼくや

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「水島卜也」の解説

水島卜也 みずしま-ぼくや

1607-1697 江戸時代前期の有職(ゆうそく)家。
慶長12年生まれ。小池甚之丞門人,斎藤三郎右衛門に小笠原流礼法をまなび,江戸で道場をひらいて水島流を称した。将軍徳川綱吉の子徳松の髪置きの儀で名をあげ,武家礼法を民間に普及させた。元禄(げんろく)10年8月14日死去。91歳。名は之成。字(あぎな)は元成。通称は伝右(左)衛門。著作に「古今元服口伝」「水島卜也秘書」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の水島卜也の言及

【小笠原流】より

…室町幕府の崩壊とともに小笠原両家(京,信濃)も衰運の途をたどったが,一族赤沢経直が小笠原姓に復して徳川幕府に仕え,吉宗のころ貞政が世に出,幕府の弓馬礼式をつかさどり,以来礼式家としての小笠原の名を今日に伝えている。このほか民間では,元禄のころ水島卜也が小笠原流を称して諸礼法を教え,小笠原流の名は,封建時代における女子教養の代名詞とさえされた。【二木 謙一】。…

※「水島卜也」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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