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水攻法 すいこうほうwater flooding

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水攻法
すいこうほう
water flooding

石油の2次回収法の一つ。油層の噴出圧を高める目的で,人工的に水を油層内に圧入し,油やガスを採油井から採取しやすくするもの。油層の性状により,水攻法を適用したときの効果には差があって,追加投資の割には生産増量分が小さく,経済性がない場合もあるが,一般には回収率を上げるのに有効な方法である。旧来は1次回収が終ってから水攻法を適用していたが,その後石油採収の初期段階から適用して,油層圧力を維持もしくは高める方法がとられるようになった。この場合は油層圧維持法ともいう。

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大辞林 第三版の解説

すいこうほう【水攻法】

原油の採取法の一。油層内に水を圧入し、原油を押し出して採油する方法。

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世界大百科事典内の水攻法の言及

【採油】より

…これを二次回収法という。水を圧入する水攻法は歴史も古く,1930年ころからアメリカを中心に,最も広く実施されている。これは,圧入する流体としては水が最も安価で豊富に得られるし,取扱いも容易であることによる。…

【油田】より

…シミュレーションの結果は,油田の技術的・経済的評価のための基礎となるものである。油層の圧力維持のためにガス(ガス圧入法)または水(水攻法)を層内へ圧入する二次回収作業(二次回収法,二次採油)は,一応20世紀のはじめから実施されてきた。これによって一般に回収率が5~30%向上することが期待される。…

※「水攻法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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