日本歴史地名大系 「水渡田村」の解説 水渡田村みとだむら 新潟県:佐渡郡金井町水渡田村[現在地名]金井町水渡田加茂(かも)湖西部に広がる洪積台地上にある。北・西は三瀬川(さんせがわ)村・吉井本郷(よしいほんごう)村・馬場(ばんば)村・船津(ふなつ)村、南は吉井沖の田地を隔てて谷塚(たにづか)村・二方潟(にほうがた)村(現新穂村)、東は青龍寺(しようりゆうじ)村・細屋(ほそや)村(現両津市)。水渡田の地名は、水田を灌漑する場合に、水路を通さずに上の田から直接下の田へ次々に水を落す方法に由来するという。近世には沢(さわ)組・故(ゆえ)組・中(なか)組・上(かみ)組の四つの集落に分れていたという。沢組には上の沢・中の沢・下の沢と号した三家があり、この地が最も早くに開かれたと思われる。「佐州巡村記」では、田四三町九反余・畑三三町五反余。戸口は八三軒・三六六人。細屋・青龍寺・三瀬川各村との組合郷蔵がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by