水素結合の対称化(読み)すいそけつごうのたいしょうか

最新 地学事典 「水素結合の対称化」の解説

すいそけつごうのたいしょうか
水素結合の対称化

hydrogen bond symmetrization

電気陰性度の高い2つの原子に挟まれた水素原子による結合を水素結合と呼ぶ。一般的に常温常圧条件では,この結合で,水素はどちらかの原子に結合するが,圧力の増加などにより,2つの原子の原子間距離が縮まると,水素と結合していない方の原子との間の相互作用が強まる。さらに2つの原子間距離がある程度まで近づくと,水素はどちらの原子にも同確率で結合するような配置(無秩序配列)状態となる。この状態を水素結合の対称化と呼ぶ。厳密には,2つの原子のちょうど中間に水素が存在するときを水素結合の対称化とするが,水素の無秩序配置によって,2つの原子に同確率で配位する状態から,水素結合は対称化していると考えられる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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