水縄・身縄(読み)みなわ

精選版 日本国語大辞典 「水縄・身縄」の意味・読み・例文・類語

み‐なわ ‥なは【水縄・身縄】

〘名〙 和船の帆を上下するため、帆桁中央にとりつけ、帆柱先端のせみ滑車)を通して船尾にとる太い麻綱。通常は二本だが、近世の大型船では四本もあり、艫やぐら内部に設けた二個の轆轤(ろくろ)で巻き、伝馬・碇・荷物など重量物のあげおろしにも利用する。みづな。〔名語記(1275)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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