水繊(読み)すいせん

精選版 日本国語大辞典 「水繊」の意味・読み・例文・類語

すい‐せん【水繊・水煎・水蟾】

  1. 〘 名詞 〙 葛粉(くずこ)を水に溶き、水繊鍋に薄く流し入れて湯煎し、これを冷やし固め、索麺(そうめん)状に切って乾したもの。たれみそ、または煎り酒をつけて食べる。夏の食べ物。水繊羹(すいせんかん)
    1. [初出の実例]「点心者可水煎、糟雞、〈略〉紅糟候也」(出典異制庭訓往来(14C中))
    2. 「ひやりとすいせんをまいるかととひぬるに」(出典:咄本・私可多咄(1671)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android