水蜜(読み)スイミツ

精選版 日本国語大辞典 「水蜜」の意味・読み・例文・類語

すい‐みつ【水蜜】

  1. 〘 名詞 〙 果肉が堅く甘味の少ない在来の食用桃に対して、大正初期から全国に普及した、果肉が柔軟多汁の改良種に対する呼び名。中国から導入された上海水蜜桃系の品種から作られたもので、今日でも食用桃の大部分がこの系統のもの。水蜜桃。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「腭のやうにふくらかにくびれた水蜜を」(出典:銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む