水雑炊(読み)ミズゾウスイ

デジタル大辞泉 「水雑炊」の意味・読み・例文・類語

みず‐ぞうすい〔みづザフスイ〕【水雑炊】

水分の多い雑炊。
(「水雑炊を食らわす」の形で)人を水中に投げ込むこと。

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精選版 日本国語大辞典 「水雑炊」の意味・読み・例文・類語

みず‐ぞうすいみづザフスイ【水雑炊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 水分を多くして作った薄い雑炊。病人に与え、また酒の酔いをさますのに用いる。
    1. [初出の実例]「浅きもののしなじな〈略〉あらみの刀。水ざうすい。すいせん鉢。ちゃつ。くりばち。一夜づけの香の物」(出典:仮名草子・尤双紙(1632)上)
  3. みずぞうすい(水雑炊)を食わせる」の略。
    1. [初出の実例]「二人のこの死骸、此まま置くは事の破れ。〈略〉この鴨川へ水雑炊」(出典:歌舞伎・独道中五十三駅(1827)序幕)

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