永ヶ谷上村・永ヶ谷中村(読み)ながやかみむら・ながやなかむら

日本歴史地名大系 「永ヶ谷上村・永ヶ谷中村」の解説

永ヶ谷上村・永ヶ谷中村
ながやかみむら・ながやなかむら

[現在地名]港南区上永谷かみながや一―六丁目・丸山台まるやまだい一―四丁目・上永谷町・下永谷しもながや町・芹が谷せりがや一―五丁目・東芹が谷ひがしせりがや東永谷ひがしながや一―三丁目・日限山ひぎりやま一―四丁目

相模国鎌倉郡に属する。東は武蔵国久良岐くらき松本まつもと村・久保くぼ村と別所べつしよ(現南区)、西は舞岡まいおか村・上柏尾かみかしお村・下柏尾村(現戸塚区)、南は上野庭かみのば村・下野庭村と小菅谷こすがや(現戸塚区)、北は平戸ひらど(現戸塚区)・久良岐郡引越ひつこし(現南区)で、馬洗うまあらい川が村内を北に流れる。

小田原衆所領役帳に、宅間殿「弐百五拾貫文 東郡永谷」とあり、天正一四年(一五八六)一二月二五日付北条家朱印状写(県史三)に、紺屋役を出さずにとがめられている所々のなかに「永谷」とみえる。正保国絵図には永谷上村・永谷村、元禄国絵図には永谷上村・永谷中村とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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