永宮寺(読み)えいぐうじ

日本歴史地名大系 「永宮寺」の解説

永宮寺
えいぐうじ

[現在地名]金津町六日

真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。もと法相宗と伝え、のちに聖徳太子像を安置して太子堂となり、今も俗に太子堂永宮寺とよばれる。元和二年(一六一六)木仏寺号を免許されたという。この頃、二寺に分立したらしく、一寺は佐渡相川あいかわ(現新潟県相川町)に金津山永宮寺として現存する。元和年中より毎年蓮如正忌には吉崎よしさき山の蓮如旧跡に仮屋を建て、東本願寺門徒を中心に法事を営んできたが、この法事を執行したのが当寺であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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