永岡遺跡(読み)ながおかいせき

日本歴史地名大系 「永岡遺跡」の解説

永岡遺跡
ながおかいせき

[現在地名]筑紫野市永岡

二日市(ふつかいち)地峡が筑紫(つくし)平野と接する付近の低丘陵上にある弥生時代中期の墳墓遺跡。昭和四七年(一九七二)福岡南バイパス建設時、同五五年・同六三年の宅地造成時に発掘調査され、二列埋葬とよばれる墳墓のほぼ全体が明らかになった。弥生中期初頭から中頃の甕棺墓一五三基・木棺墓二一基・土壙墓九基が東西約一一七メートルにわたって二列に並んでいる。ここでは墓域がほぼ完全に発掘調査されたこと、列埋葬は地形に制約されたものではないことに加え、甕棺内に人骨が良好な状態で遺存していたことから、弥生社会の親族構造を研究するうえで好材料として多くの研究で取上げられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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