幕末・明治前半の俳人。江戸の生れ。其角堂(きかくどう)永機とも称す。本名穂積善之。榎本其角の流れにつらなる江戸座系の俳人,鼠肝(そかん)の長男であり,1870年(明治3)に父から7世其角堂を継承した。87年,田辺機一に其角堂を譲り,以後は老鼠堂と号した。同年,芭蕉二百回忌法要を義仲寺で行い,その献句や歌仙をまとめて《元禄明治枯尾花》(1893)を出版した。永機の句は,〈枯れて後尾花にかゝる雲もなし〉などが収録されている。永機には俳書の編著が多くあり,97年から刊行された古俳書の翻刻シリーズ〈俳諧文庫〉には,永機編の《其角全集》《蕉門十哲集》などが含まれている。〈元日や暮まつ星の早や一ツ〉(《正風明治俳句集》)。
執筆者:坪内 稔典
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...
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