日本歴史地名大系 「求磨口番所跡」の解説 求磨口番所跡くまぐちばんしよあと 宮崎県:えびの市榎田村求磨口番所跡[現在地名]えびの市榎田榎田(えのきだ)地区の北部、牧の原(まきのはる)にあった。肥後街道加久藤(かくとう)越に置かれた番所。国道二二一号は国道二六八号と加久藤で北へ分れ、熊本県人吉市に向かう。北西へしばらく行ったえびのループに入る手前のすぐ右側の国見(くにみ)山(旧加久藤嶺)の南腹に番所跡がある。杉林に囲まれているため道路からは見えない。設置の時期は不明だが、享保年間(一七一六―三六)の他国境目番所(旧記雑録)に「加久藤内求磨口」とみえ、当時の鹿児島藩八大番所の一つ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by