あせ‐とり【汗取】
- 〘 名詞 〙
- ① 直接肌につけて着て、上衣に汗のしみるのを防ぐ肌着。汗取りの帷(かたびら)、汗襦袢(あせジュバン)、汗はじき、四つ手の類。近世には、白い紙縒(こより)を編んだものも用いた。《 季語・夏 》
- [初出の実例]「何をもおしやりて、あせとりばかりにてさぶらはせ給ひけるこそ」(出典:大鏡(12C前)四)
- ② =あせてぬぐい(汗手拭)
- [初出の実例]「汗とりで頭をつつむやかたもの」(出典:雑俳・柳多留‐三(1768))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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