20世紀日本人名事典 「江口元起」の解説 江口 元起エグチ モトキ 昭和期の古生物学者 元・東北大学工学部教授。 生年明治37(1904)年4月21日 没年昭和53(1978)年3月4日 出生地熊本県 学歴〔年〕東北帝大理学部地質古生物学〔昭和6年〕卒 学位〔年〕理学博士 経歴昭和6年東北帝大副手となり、矢部長克に師事、サンゴ類の研究を続けた。その後中国に渡り本渓湖の煤鉄公司に勤務、次いで満州国国立玄師道大学教授、16年仙台高等工業学校教授となった。同校が東北大学に併合されて後、同工学部教授となり、43年定年退官して東京家政大学教授を務めた。52年交通事故に遭難。著書に天皇陛下の採集標本に基づいた「相模湾産ヒドロサンゴ類及び石サンゴ類」がある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「江口元起」の解説 江口元起 えぐち-もとき 1904-1978 昭和時代の古生物学者。明治37年4月21日生まれ。南洋パラオ熱帯生物研究所員などをへて,昭和25年東北大教授。のち東京家政大教授。サンゴの研究家として知られる。昭和天皇が採集した標本をもとに「相模(さがみ)湾産ヒドロ珊瑚(さんご)類及び石珊瑚類」を編集した。昭和53年3月4日死去。73歳。熊本県出身。東北帝大卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by