江場土村(読み)えばどむら

日本歴史地名大系 「江場土村」の解説

江場土村
えばどむら

[現在地名]岬町江場土

長者ちようじや町の東に位置し、北東部は海に面し夷隅川しん川の河口で、伊南房州通いなんぼうしゆうどおり往還が通る。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳には池波戸村とみえ、高四三七石。慶長五年(一六〇〇)の大多喜藩領分高付帳(大木家文書)では高四三五石余。元和三年(一六一七)臼井郷年貢高指出案(関家文書)に「江はとのせき」とみえる。正保国絵図では江波戸とみえ、高四三七石余。寛文四年(一六六四)当時は武蔵国岩槻藩領(「阿部正春領知目録」寛文朱印留)元禄郷帳では高一千五三石余。享保四年(一七一九)には幕府領(石野家文書)。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では高一千一〇〇石余で幕府領、家数二〇〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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