事典 日本の地域ブランド・名産品 「江戸刷毛」の解説
江戸刷毛[工芸用具・工芸材料]
えどはけ
台東区・墨田区・新宿区などで製作されている。今日、江戸刷毛として指定されているのは、経師刷毛・染色刷毛・人形刷毛・漆刷毛・木版刷毛・白粉刷毛・塗装刷毛の7種類。日本文化を支える重要な道具の役割を果たしている。刷毛は、ものを塗るための道具として大変古くからつくられていた。刷毛の命は毛先。むら塗りが出ない、腰のあるものが優良といわれ、素材となる毛は用途にあわせて刷毛師の厳しい目で吟味される。現在は、人毛や獣毛、棕櫚などの食物繊維が使われている。東京都伝統工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報