日本歴史地名大系 「江戸橋蔵屋敷」の解説 江戸橋蔵屋敷えどばしくらやしき 東京都:中央区旧日本橋区地区江戸橋蔵屋敷[現在地名]中央区日本橋一丁目江戸橋の南詰、本材木(ほんざいもく)町の河岸通りにある。西は土手蔵、北は木更津(きさらづ)河岸、南に活鯛(いきだい)屋敷があり、江戸橋広小路が広がる。以前は土手蔵であったが、享保一七年(一七三二)に許可されて町屋となった(安永三年小間附町鑑)。沿革図書によれば享保年中の図に江戸橋蔵屋敷とある。また文化二年(一八〇五)の図以降は木更津河岸沿いの土手蔵の東端部も江戸橋蔵屋敷になっている。安永三年小間附町鑑によれば京間一六間三尺五寸、公役金を納めた。また別に江戸橋蔵屋敷新町屋一ヵ所が立てられたことが注記される。名主は多田内新助(宝暦七年万世町鑑など)。文政七年(一八二四)の江戸買物独案内に今津屋平右衛門が経営する釘鉄銅物問屋と打物問屋がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by