江曾原村(読み)えぞはらむら

日本歴史地名大系 「江曾原村」の解説

江曾原村
えぞはらむら

[現在地名]山梨市江曾原

八幡北やわたきた村の西、笛吹川中流右岸の平坦地に位置し、村内を同川支流川が流れる。八幡入八郷の一つ。昔巨勢金岡が天神像を描いて当地の伊勢両宮(現神明社)に奉納したところから絵像原えぞうはらとなり、転訛して江曾原となったという(甲斐国志)。慶長古高帳では高二七〇石余、幕府領ほかに伊勢領一石余があった。領主変遷正徳寺しようとくじ村に同じ。貞享元年(一六八四)検地帳(県立図書館蔵)によると高三五〇石余、反別は田一一町四反余・畑二四町一反余、うち屋敷一町七反余。宝暦六年(一七五六)版の三郡村高帳では高三五三石余、うち前々改出・新田高役引八三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android