江間用水(読み)えまようすい

日本歴史地名大系 「江間用水」の解説

江間用水
えまようすい

狩野かの川から引水した南・北の江間村の用水。明暦元年(一六五五)天野あまの村地先の狩野川を締切って堰を建設、水番が両江間村で二人いた。天野村山神下から南江間村分水までの一千八一二間(約三・四キロ)は両江間村合同の普請個所で、南江間村分水から打塚うちづかまで一千八四二間(約三・三キロ)を北江間村独自で普請を行った。南江間村分水からは同珍野ちんのまで幅四尺・長さ一千二一四間(約二・二キロ)の用水を引き、こちらは同村独自の普請となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android