古奈(読み)こな

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古奈」の意味・わかりやすい解説

古奈
こな

静岡県東部,伊豆半島北部の伊豆の国市の一地区。狩野川流域にあり,伊豆長岡温泉をなす古奈温泉がある。古刹西林寺には源頼政の妻菖蒲の前にまつわる旧跡がある。「あやめ祭り」の行事は有名。付近イチゴビニルハウス栽培が盛んで,観光イチゴ園が開かれる。また集落北端から狩野川放水路 (1964完成) がトンネルで江浦湾東端に通じている。

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関連語 伊豆

世界大百科事典(旧版)内の古奈の言及

【伊豆長岡[町]】より

…伊豆半島の基部,狩野川中流西岸に位置する。中心地は中伊豆を代表する伊豆長岡温泉で,《吾妻鏡》に〈伊豆国小名温泉〉と記される古奈(こな)温泉と1907年に発見された長岡温泉からなり,旅館や保養施設が多い。単純泉,60℃。…

【温泉】より

…熱海に接する伊豆山温泉では9月1日の朝,温泉温度が異常上昇し,多量の水を注がなければ入浴できなかった。伊豆古奈温泉は地震前に白濁した。箱根の堂ヶ島温泉では9月1日午前6時ころに温泉が泥濁し,入浴中身体が見えなくなるほどであった。…

※「古奈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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