こな

精選版 日本国語大辞典 「こな」の意味・読み・例文・類語

こ‐な

(「ここな(此処)」の変化した語)
[1] 〘連体〙 (人を表わす体言の上に付けて、憎しみもしくは軽視の意をこめて用いる) ここにいる。この。
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)三「ハアテ呼(よぶ)のにこな男。待(まっ)て囉(もら)ふと三人連(づれ)
[2] 〘副〙 ここに。このように。
評判記・吉原人たばね(1680頃)高お「此君にて、すきし作者、四のみやとて、へんこうをはなつといへとも、こなあらはれたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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