南江間村(読み)みなみえまむら

日本歴史地名大系 「南江間村」の解説

南江間村
みなみえまむら

[現在地名]伊豆長岡町南江間

狩野かの川中流域の西岸に位置する村。北は北江間村に通じ、対岸は田方郡四日町よつかまち村・原木ばらき(現韮山町)で、原木村とは松原まつばら渡でつながっている(増訂豆州志稿)。年未詳大橋海老助宛代官割状(大川家文書)によると、天正一八年(一五九〇)伊奈忠次検地により「江間南方」は京高で五八五石余。村内の北条ほうじよう寺・東漸とうぜん寺が文禄三年(一五九四)に除地となっていることから(寛文九年「伊豆国諸事書留」本多家文書)、同年検地を受けたと考えられる。延宝四年(一六七六)年貢割付状(後藤家文書)によると高七五八石余。天和二年(一六八二)の北江間村年貢割付状(石井家文書)による北江間村の村高七五八石三斗七合とほとんど同じである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android