池ノ内遺跡(読み)いけのうちいせき

日本歴史地名大系 「池ノ内遺跡」の解説

池ノ内遺跡
いけのうちいせき

[現在地名]米子市美吉

米子市街地の南西のはずれ、たか山と行者ぎようじや山の山塊に挟まれた沖積平野一角で、美吉みよし地区の池ノ内と通称される低湿地の水田地下に包蔵される。昭和五九年(一九八四)から同六〇年にかけて、加茂かも川改良工事に先立ち調査された。

遺跡は弥生時代後期から古墳時代後期にかけて営まれた五層の水田跡で、畦畔によって区画された小さな田が二一〇枚発見された。水田跡は洪水の度に造り直されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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